あらすじ
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。 コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。 M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。 今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。 2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!
評価
総合評価(読後感) |
---|
★★★ |
60/100(点) |
ストーリー | 文章表現力 | リアリティ | 緊張・切迫感 | 驚き・意外性 |
---|---|---|---|---|
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
推しポイント(ネタバレ無し)
- ちょっと風変わりな天才、成瀬の高校生等身大のストーリー
- 日常の延長線で、こんな子いるかも、という親近感で読める
懸念点(ネタバレ無し)
- ジュブナイル
- 日常系
感想(ネタバレあり)
クリックすると表示されます
ん?これで終わり?
起承転結、起伏の富んだストーリー、どんでん返し、など成分的に過激な小説に毒されすぎているのかも?と思ったほど特に何も無く終わった印象。もちろん、主人公の成瀬に一定の魅力は感じるけれど、読後感に何も残らないというのが正直な感想。
かといって、各章に疾走感やスピード感のある展開があるかって言ったらそういうわけでもない。
「かつてなく 最高の主人公、現る!」とは
いや、成瀬には魅力はあるよ。ただ、このコピーには自分は共感できない。
期待値を上げられた末に
- 本屋大賞受賞!
- Amazonレビュー 4,300件以上!しかも★4.4!
- 著名人も絶賛!
みたいな点でハードル上がりすぎたってのはある。ただ、そうでなくても自分は絶賛するほどではないかな。 面白くないって訳では無い。でも、前評判を取っ払っとしても自分には微妙かな。。。
ジャンルとして、日常系ならもっと成瀬の無鉄砲ストーリーが欲しくなるところ。
まとめ
自分には合わなかった。それだけ。