読書百席ブログ

読了した本の感想をつらつら記載します。自分用の読書ログが主目的です。

「負けヒロインが多すぎる! 9」読了記 │ もう全員負けだからセーフ!

あらすじ

つぼみが花に変わるころ――「正直に言うね。私――ヒロくんと既成事実を作ろうと思って」桜井くんの恋人、水島小春さん。桜井くんと関係を進めたい彼女に巻き込まれ、俺と八奈見、二人の幼なじみの放虎原先輩も交えた五人旅行がはじまった。……あれ、なんでこうなった?ともかく「桜井くんと小春さんだけうっかり残して」帰る計画を実行しなければ。決意も新たに、俺たちは飛騨の温泉地に向かったのである。いつも通りの放虎原先輩にどこか違和感を覚えながら。敗走系青春ラブコメ、第9幕。斜陽はゆっくりと沈んでいく――。

評価

総合評価(読後感)
★★★★
85/100(点)
ストーリー 文章表現力 リアリティ 緊張・切迫感 驚き・意外性
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★

感想(注意!クリックするとネタバレあり!)

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主要キャラに変化が無いので箸休め的な

こんな青春あるかよ!というのを温水くん視点で楽しむ巻です。 とは言えぬっくんももはや天上人であるため、読者はただただひれ伏すしかないのです。

「楽園」読了記 │ 相変わらず最高の後味の悪さ。そしてその鋭さ。

楽園

楽園

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あらすじ

殺人犯にならなければ脱出できない。『方舟』『十戒』の著者が仕掛ける“禁忌の驚き”亡き両親から不動産を譲り受けた康之は、失踪した賃借人・海原の遺留品整理の際に、群馬の山奥の謎の物件の存在を知る。そこは、切り立った岩壁に囲まれた、「楽園」と呼ばれる奇妙な場所だった。恋人の沙織と一緒にそこを訪ね、探索をはじめた康之たちは、すぐに六人の“住人”に拿捕された。脱出のための条件はーー「誰か一人を殺さなければならない」

評価

総合評価(読後感)
★★★★
88/100(点)
ストーリー 文章表現力 リアリティ 緊張・切迫感 驚き・意外性
★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★

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方舟から始まった三部作。産声をあげてからの軌跡

方舟は衝撃的だった、今でも忘れられない。 なんせ動機が良い。「生きたい」という希求は何よりも美しい。トリックも簡潔で良かった。

そして「あの時、あの選択をしなければ・・・」という後悔がラストにやってくる。

楽園もそういうプロットだったと思っている

今回は「あと少し、決断を先送りにしておけば・・・」という。

ただ、もしスマホを手に入れられていたとしても、単独時に、単独で助けを呼ばないとヤラれてしまったんだろうな。だから、結局のところハッピーエンドなぞ存在しなかったのだ・・・。

原点に戻った感じで良い

予備知識無しで挑もうとしてきたので「十戒」の一番の衝撃は「おまえだったのか・・・」だったので。メタ的な視点での驚き要素が大きかったのですわ。

今回の「楽園」の衝撃は、ストーリー100%に属したものだったのでよかった。 いや良くはないんだけど。

相変わらず「うえっ・・・」「ええ・・・」「なんなの・・・」ってリアルに声を出させてくる作品で最高ですね。 ただ、それでも、比較するものじゃないけれど、「方舟」が良すぎた。だからこの点数になっちゃう。

「人生は気づかぬうちにすぎるから。」読了記 │ 気づかぬうちに読了。毒にも薬にもならない普通の本

あらすじ

★気がつくと、1日があっという間に過ぎ去っているあなたへ★★著者累計100万部突破の話題作★★山口周氏絶賛★★発売4ヶ月で5万部突破の話題作★今日も、明日も、10年後も、人生は”自分のため”にある。「死ぬ前に後悔しない、24時間の使い方」とは?◎「おばあちゃんっぽい趣味」をもつ◎「世間の正解」から降りる◎まずはとにかく「やめる」◎人から信用されなくても気にしない◎自分にも「死が訪れること」を理解する◎自分が主人公の映画を想像してみる◎「週の8日目」があったら何をするか考える◎週末に2つの「冒険」をする◎「20分」でできることだけをする「自分第一」で生きられたら、人生はもっとうまくいく。

評価

総合評価(読後感)
★★★
50/100(点)

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めっちゃ普通の本です

INTRODUCTIONで風呂敷広げまくるので期待していたら、結局は最後は手法頼りになってきて薄味になっていく本でした。 無理するのはやめよう。時間を管理するのは無理だから、他の事をやろう。って感じです。それくらいなら他の本でも言及してる。

笑ったのはここ

19章 自分にも「死が訪れること」を理解する 

楽しそうでないイベントに参加しないかと誘われたとき
「いいえ、結構です。私はいつか死ぬので」

という部分。冗談なのかマジなのかも良く分からない点もポイント高いです。

「手配する女」読了記 │ 全体としては面白かった。後半の発展性が無くストーリーが縮こまってしまった印象があり...

あらすじ

私には出来る。追い詰められた人たちに夢を見せ、新しい人生へ導くことが。 ビル清掃員・三矢唯の真の仕事は地面師詐欺の“なりすまし役”を手配すること。一度は全てを失った彼女は、窮地に陥った人々に大金をもたらす仕事を「人助け」と信じ、半生を投じてきた。やがて迎えた人生最後の案件、身体に複数の欠損を持つ老女の手配を依頼され――裏社会を誇り高く生きた女の姿を描く痛快ノワール。

評価

総合評価(読後感)
★★★
65/100(点)
ストーリー 文章表現力 リアリティ 緊張・切迫感 驚き・意外性
★★★★ ★★★★ ★★ ★★ ★★

「死ぬまで生きる日記」読了記 │ 土門さんと、カウンセラーとの歩みの記録。こんな貴重なものはないかも。本棚に1冊。お守りの本。

死ぬまで生きる日記

死ぬまで生きる日記

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あらすじ

日常生活はほとんど支障なく送れる。「楽しい」や「嬉しい」、「おもしろい」といった感情もちゃんと味わえる。それなのに、ほぼ毎日「死にたい」と思うのはなぜだろう? カウンセラーや周囲との対話を通して、ままならない自己を掘り進めた約2年間の記録。

評価

総合評価(読後感)
★★★★
88/100(点)

「せどりの女王」読了記 │ 所々にほころび。没入するだけの背景を見いだせない

あらすじ

「うちらにはカネしかない」お前の地獄を金に変えろ!!!底辺女子のぶち上がり小説!使い古したブランドのバッグや財布を新品に近い状態にして再販売する「せどり」。そのブランド品の中古販売会社の社長を務める遠火はインスタライブで突如、「わたし、ずっと殺したい奴がいる」と発言し、自分の人生を壊してきたかもしれない相手の復讐を誓う。情報提供者に1億円を配ることで、加熱するSNS。そんな中、遠火は行方をくらまし、社内は大パニック。果たして彼女の本当の狙いとは?

評価

総合評価(読後感)
★★★
60/100(点)
ストーリー 文章表現力 リアリティ 緊張・切迫感 驚き・意外性
★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★★

感想(注意!クリックするとネタバレあり!)

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題材は好きだったが。。。

文章が読みづらい。最終的なストーリーの終着点に不満。 視点がブレるからだと思う。誰に感情移入すべきかが明確にならないので・・・

「テロル」読了記 │ ある犯罪者に拘泥する若者の心理を描いた問題作。

あらすじ

政治と宗教の癒着に対する復讐として、総理を銃撃した狙撃犯。その真実は、社会の底辺で生きる非正規雇用の警備員・三上自身にも力があるという啓示であり、人生を変える契機となった。犯人である松原の思想を理解しようと動き出す三上は、同じく松原に心酔する宗教二世の沼井と出会い、思想の分析と継承を目的とした研究会を起ち上げる。しかし、松原の模倣犯が現れ三上は激しく動揺し、松原の名誉を傷つける「冒涜」ゆえ、危機感を胸に思想の純粋性を守るため、同志を募り、深い理解と実践を目指していくが――。現代日本の苦しみと欺瞞を炙り出す、著者の新機軸。

評価

総合評価(読後感)
★★★★
82/100(点)
ストーリー 文章表現力 リアリティ 緊張・切迫感 驚き・意外性
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★

感想(注意!クリックするとネタバレあり!)

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さすがの月村了衛

小説の体をなした意見本じゃないかと思うくらいの主人公の描写が見事。