あらすじ
17歳でウェブデザイナーとして働く藍葉のもとを、私立探偵のみどりが訪ねてきた。「あるかた」の依頼で藍葉に百万円を渡したいというのだ。幼い頃に誘拐されたことのある藍葉は、犯人の朱里が謝罪のために依頼したのだと考え、朱里と会わせてほしいとみどりに頼む。藍葉は、誘拐されたときに見た色とりどりの不思議な部屋を忘れられずにいた。風変わりな人捜しを引き受けたみどりは、やがて誘拐事件の隠された真相に辿り着く。
評価
総合評価(読後感) |
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★★★★ |
80/100(点) |
ストーリー | 文章表現力 | リアリティ | 緊張・切迫感 | 驚き・意外性 |
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★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
推しポイント(ネタバレ無し)
- 森田みどりのパーソナリティ理解がまた深まった
懸念点(ネタバレ無し)
- 事件自体に作為(作品のために作られた感)を感じてしまう
感想(ネタバレあり)
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んー。本作はちょっと微妙でした。なんとも言えないチグハグ感。
ただ、森田みどりファンとしては満足でした。読めば読むほどサイコパス味を感じます。
結果論として「彼女が探偵でなければ」から読み始めてよかったなぁと。あの作品だけ別格に完成度が高い。