あらすじ
私が救ったのは、天使か、悪魔か――。 殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」。 婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。 そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。 無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。 「彼は『真夜中の解体魔』だ」と――。 涼介に復讐しようとする秋穂に、涼介は綺麗な涙を流しながら訴える。 「僕は罠にかけられただけなんです」と――。 無実に思える証拠を見せられた秋穂は、ためらいながらも涼介と真犯人を探すことになるが……。 涼介は真犯人に操られた哀れな人形(マリオネット)なのか、それとも周囲を操る冷酷な人形遣いなのか。 ラスト1頁(ページ)、あなたは必ず絶叫する! 衝撃のクライムサスペンス。
評価
総合評価(読後感) |
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★★ |
35/100(点) |
ストーリー | 文章表現力 | リアリティ | 緊張・切迫感 | 驚き・意外性 |
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★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
推しポイント(ネタバレ無し)
- 愛憎織りなすサスペンス・ミステリー!
懸念点(ネタバレ無し)
- イヤミスっぽいけどそうじゃない
感想(ネタバレあり)
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前半は主人公に感情移入出来なくはない。
が、後半は涼介が美少年であることしか、主人公の傾倒っぷりを支える論拠が無くなっていくのが理解が及ばなくなるポイント。急速に読書熱が冷めていく。
ラストの涼介がやっぱり犯人だったというポイントも「まあそうだろうね」「でないと小説として成立しない」という感じ。「硝子の塔の殺人」は説明調が強かったが面白かった。のに。
結構無理!おすすめしない!当方イヤミス好きだが、イヤミスにもなっていないのが無理ポイント。